茶葉がジャンピングするとは・・・?

ティーポットの中では何が起こってる? 調べてみた

リーフティーをいれる際によく聞く「茶葉がジャンピングする。」という言葉。
茶葉がジャンピングするとどうなるのか?ジャンピングが起きる仕組みは何かを調べてみました。

ジャンピングとは?

ティーポットで紅茶を淹れた時に、ティーポットの中で茶葉が浮いては沈んでを繰り返す状態の事を言います。茶葉がジャンピングすることで茶葉がしっかりと開き、味や香り・色が抽出され美味しい紅茶になります。

ジャンピングの仕組み
  1. 鮮度の良い茶葉にお湯を注ぐと、茶葉がポットの上部へ浮き上がる。
  2. 茶葉がお湯を吸って沈む。
  3. お湯の中の酸素が茶葉に付着して、茶葉が浮く。
  4. ポットの上部に上がった茶葉が重みで沈む。
  5. 茶葉をお湯の中の酸素が持ちあげる。

この1~5を「お湯の中の酸素が少なくなる」又は「茶葉がお湯を吸い重たくなる」まで繰り返えすのがジャンピングの仕組みです。

茶葉のジャンピングの3つのポイント

鮮度の良い茶葉
茶葉は湿度・直射日光に弱いので開封したら密閉容器になどに入れて、湿度の低い冷暗所や涼しい場所で保管します。冷蔵庫での保管でもいいですが、冷蔵庫から出した時の温度差による水滴に注意が必要です。
*湿気や水滴を吸収すると茶葉が重たくなると浮きにくくなります。

汲み立ての水で沸かした熱湯
ジャンピングをするにはお湯の中に酸素が必要なので、水道から汲んだ水を使う方がよいです。
また、お湯の温度も重要で沸騰直後(100℃前後)がよいです。
*汲み置きや二度沸かしなどは酸素が抜けてしまい、ジャンピングが起こりにくくなります。

球状の丸いティーポット
丸い形は対流が起きやすいため、カフェなどで見かける筒状のティーポットよりも球体のティーポットの方がジャンピングは起きやすくなります。

まとめ

私はたまに二度沸かししたお湯を使い「茶葉があんまりジャンピングしない。」と感じていたのでジャンピングにはお湯の中に酸素が必要だと知り驚きました。
また、ジャンピングの仕組みで対流と言う言葉が出てきて「紅茶で理科の勉強!?」と思ったけれど、調べていくとジャンピングの仕組みは思っていたよりもシンプルでした。